こんにちは!打楽器奏者の〇〇です!
今回は、吹奏楽コンクールという大きな目標に向けて日々頑張っている打楽器パートの皆さんに、本番で後悔しないための直前準備と、ステージ上で最高のパフォーマンスを発揮するための心構えについて紹介します!
コンクールが近づくにつれて、期待と不安が入り混じった気持ちになっている人も多いのではないでしょうか?
「練習の成果をちゃんと出せるかな…」「緊張して失敗したらどうしよう…」そんな風に感じるのは、一生懸命取り組んでいる証拠です!
この記事では、次の内容を知ることができます!
- コンクール1ヶ月前からの具体的な練習と準備(表現力向上、通し練習、メンタル)
- 本番前日・当日の過ごし方と最終チェックポイント
- ステージ上で最高のパフォーマンスを発揮するための心構え
この記事を読んで、本番までの時間を有意義に使い、自信を持ってステージに立てるように、準備を進めていきましょう!
参考にしている教則本はこちら!
ラストスパート!コンクール1ヶ月前からの「仕上げ」と「心」の準備
コンクール本番までの約1ヶ月は、まさにラストスパートの時期です!
ここでは、技術的な「仕上げ」と、本番で力を出し切るための「心」の準備について、以下の内容を紹介します!
- 表現力向上と曲の解釈を深める
- セッティング・楽器移動を含めた通し練習
- 「自分ならできる!」本番を乗り切るメンタルトレーニング
順番に紹介します!
表現力向上と曲の解釈を深める
この時期になったら、ただ音を正確に出すだけでなく、「表現力」を磨き上げることが重要です。
- 楽譜の記号の再確認
→強弱記号はもちろん、アクセント、スタッカート、アーティキュレーション記号など、楽譜に書かれた指示の一つひとつにどんな意味が込められているのかを再確認しましょう。作曲家がどんな音楽を意図してその記号を書いたのかを考えながら演奏する意識が大切です。
- 曲の背景や作曲家の意図を共有する
→課題曲や自由曲には、それぞれ作曲された背景や物語、作曲家の想いがあります。パート内や指導者の先生と、その曲が持つ世界観やイメージについて話し合い、どういう演奏をしたいのかを統一していくことで、より一体感のある演奏に繋がります。
参考記事


セッティング・楽器移動を含めた通し練習
個々の技術や表現がある程度固まってきたら、次に行うべきは「本番さながらの通し練習」です。
通し練習といっても、いくつかの練習方法が存在します!
練習できる回数に限りがあるので、練習ごとに目標や目的を意識して取り組みましょう!
- ステージへのセッティング、撤収の確認
→会場へ楽器を移動する時間は、比較的ゆとりがあることが多いです。しかし、舞台袖からステージにセッティングする時間は限られています。自分たちが何をどこに持っていくのか、補助が必要な場合は、誰が何をどこへもっていくのかなど、念入りな打ち合わせをしましょう。本番直前に慌てることがないように、余裕がある時期から計画を立てることが大切です!
- 実際のステージを想定したセッティングと楽器移動の確認
→打楽器パートは、特に楽器の配置や持ち替え、ステージ上での移動が複雑になることがあります。楽器のセッティングを実際に組んで、曲の流れに合わせて、どのタイミングでどの楽器に移動し、その一連の動作がスムーズに、かつ静かに行えるように徹底的に練習します。移動の際に他の楽器にぶつかったり、物を落としたりしないように、細心の注意を払いましょう!
- 曲の最初から最後まで、集中力を切らさずに演奏する練習
→部分練習でできていても、曲を通して演奏すると集中力が途切れたり、体力的にきつくなったりすることがあります。本番と同じように、一度演奏を始めたら最後まで止まらずに演奏しきる練習を繰り返しましょう!これにより、曲全体の流れを掴む感覚や、最後まで集中力を維持する精神力が鍛えられます!
- 時間を計り、本番のタイムスケジュールに合わせた練習を取り入れる
→コンクールには演奏時間の制限があります。課題曲と自由曲を合わせた全体の演奏時間が規定内に収まっているか、ストップウォッチで正確に計りながら練習しましょう。
「自分ならできる!」本番を乗り切るメンタルトレーニング
技術的な準備と並行して、本番で最高のパフォーマンスを発揮するための「心」の準備も始めましょう!
- 成功した演奏を具体的にイメージする
→目を閉じて、自分がステージ上で自信を持って、楽しんで演奏している姿、そして素晴らしい音楽が会場に響き渡っている様子を、できるだけ具体的に、鮮明にイメージします。この「成功イメージ」を繰り返し思い描くことで、潜在意識に働きかけ、本番での成功を引き寄せやすくなります。
- 緊張をコントロールするための呼吸法やリラックス方法を試してみる
→:緊張するのは当たり前です。緊張している状態をどう受け入れるかを考えましょう!深呼吸は、手軽で効果的なリラックス方法の一つです。他にも、筋肉の緊張を和らげるストレッチや、好きな音楽を聴いて心を落ち着かせるなど、自分に合ったリラックス方法を見つけておきましょう。
- ポジティブな言葉を自分にかける習慣をつける
→「私はできる!」「これまでの練習の成果を出すぞ!」「楽しんで演奏しよう!」といった前向きな言葉を、心の中で、あるいは実際に声に出して自分自身に語りかける習慣をつけましょう。このポジティブな自己暗示が、自信と勇気を与えてくれます!
最高のパフォーマンスを発揮するための最終チェックと心構え
ここでは、本番前日からステージに上がるまでの過ごし方、そしてステージ上での心得について確認しましょう。
- 前日~当日朝:最高のコンディションで臨むための準備
- 本番直前:集中力を高め、ステージへ向かう
- ステージ上で出し切るために!演奏中の心得
順番に紹介します!
前日~当日朝:最高のコンディションで臨むための準備
本番で最高のパフォーマンスを発揮するためには、準備を念入りに行い、心身ともに最高のコンディションで臨むことが不可欠です!
- 持ち物リストで最終確認
→楽譜、マレットやスティック、チューニングキー、ミュート用のハンカチやフェルト、小物楽器、そして楽器を拭くためのクロスなど、必要な持ち物はたくさんあります。前日までにリストを作成し、一つひとつ丁寧に確認しましょう。スティックなどの予備、楽器の運搬に必要な毛布なども忘れずに確認してください!
- 十分な睡眠とバランスの取れた食事で体調を万全に整える
→前日は夜更かしをせず、早めに就寝し、十分な睡眠時間を確保しましょう。食事も、消化の良い、バランスの取れたものを摂るように心がけます。体調管理も、コンクールで力を出し切るための重要な準備の一つです!
- 当日の朝は、過度な練習は避け、心身を整える時間に
→軽い基礎練習で指慣らしをする程度に留め、あとはリラックスして過ごしましょう。課題曲や自由曲の音源を聴きながら、良い演奏のイメージを膨らませるのも効果的です!
本番直前:集中力を高め、ステージへ向かう
いよいよ出番が近づいてきました!
この時間は、集中力を最大限に高め、最高の状態でステージに上がるための大切な準備期間です!
- 効果的なウォームアップで体と楽器を温める
→音出しが許可されている場所や時間を確認し、他の団体の迷惑にならないように配慮しながら、効果的なウォームアップを行いましょう。ハープ奏者は、音程の最終確認も忘れずに行いましょう。
- 深呼吸や短い瞑想で心を落ち着かせ、集中力を最大限に高める
→ステージ袖など、静かな場所で数分間、深呼吸を繰り返したり、目を閉じて心を落ち着かせたりする時間を取りましょう。これまでの練習を信じ、「自分ならできる」という気持ちを高めていきます。
- 仲間と励まし合い、ポジティブな雰囲気でステージに向かう
→パートの仲間やバンドのメンバーと、「頑張ろうね!」「楽しもう!」と声を掛け合い、お互いを励まし合いましょう!チーム全体でポジティブな雰囲気を作り上げることが、最高の演奏を生み出す力になります!
ステージ上で出し切るために!:演奏中の心得
ついにステージの上へ!
これまで練習してきた全てを出し切り、最高の音楽を奏でるための心得です!
- 適度な緊張は前向きに捉える
→ステージ上で緊張するのは、真剣に取り組んでいる証拠です。その緊張感を「良い演奏をするためのエネルギー」に変えていきましょう!深呼吸を一つして、落ち着いて演奏を始めてください!
- 指揮者をしっかり見て、周りの音をよく聴く
→自分のパートだけでなく、指揮者の指示を的確に捉え、他のパートの音を注意深く聴きながら演奏することが、素晴らしいアンサンブルには不可欠です。仲間とアイコンタクトを取り、息を合わせ、音楽を通して心を一つにしましょう。
- ミスを恐れず、最後まで諦めずに音楽を楽しむ気持ちを忘れない!
→どんなに練習しても、本番では予期せぬミスが起こることもあります。しかし、そこで引きずらず、すぐに気持ちを切り替えて、次の音に集中しましょう。これまで練習してきた音楽を、仲間と一緒に演奏できる喜びを噛み締め、最後まで諦めずに、心から楽しんで演奏することが大切です!
まとめ
いかがでしたか!
今回の記事では、次の内容を紹介しました!
- コンクール1ヶ月前からの表現力向上、本番を想定した通し練習、そしてメンタルトレーニングの重要性。
- コンクール前日・当日の具体的な過ごし方と、持ち物確認や体調管理といった万全の準備の大切さ。
- ステージ上で緊張を力に変え、仲間と一体となり、最後まで音楽を楽しむための心構え。
練習の成果を信じて、最高の準備をして、音楽を心から楽しんで、最高の音楽を会場に届けてくださいね!