こんにちは!
吹奏楽部に入部した打楽器パートのみなさん、こんな悩みはありませんか?
- そもそも、この地味な練習には一体どんな意味があるんだろう?
- 先輩から「基礎練しといて」って言われたけど、具体的に何をすればいいか分からない…
- 毎日同じ練習パッドを叩いているけど、正直つまらないし、本当に上達しているのかな?
その気持ち、すごく分かります。
しかし、ご安心ください!
基礎練習は、正しいやり方を知るだけで、退屈な「作業」から、みるみる上達できる「楽しいトレーニング」に変わります!
この記事を読めば、「明日から何をすれば良いか」がハッキリ分かり、自分の音が変わっていくのを実感できるようになりますよ!
参考にしている教則本はこちら!
「量より質」って言うけど…「質の高い練習」って何?
よく「練習は量より質が大事」と言われますよね。
これは、簡単に言えば「頭を使って練習しているか」ということです。
ただ何も考えずに1時間スティックを振るよりも、たった5分でも「あること」を意識するだけで、上達のスピードは全く変わってきます!
① まずは「目的」を言葉にしてみよう!
練習を始める前に、何のためにやるのかをハッキリさせましょう。
たとえば、ただ「シングルストロークの練習をする」と考えるのではなく、「コンクールの曲に出てくる速い16分音符を、粒をそろえてキレイに叩けるようにするために、シングルストロークを練習する!」と考えてみてください!
このように、具体的な曲のフレーズや、自分の目標と結びつけるだけで、練習へのやる気がグンと上がります。
② 魔法の「セルフチェックリスト」を使おう!
「質」を高める一番の近道は、自分の演奏を客観的にチェックすることです。
練習中は、以下のリストを常に頭の片隅に置いておきましょう。
【練習中のセルフチェックリスト】
- フォーム:肩の力は抜けてる? 鏡を見て、変な力みはないか確認!
- スティック:左右のスティックの高さは揃ってる? 練習パッドの真ん中を叩けてる?
- サウンド:左右で同じ音が出てる? 一つ一つの音の粒は揃ってる?
- テンポ:メトロノームの「カッ」という音と、自分の叩く音はピッタリ重なってる?
最初は全部を意識するのが難しいかもしれませんが、一つでも二つでもいいので、チェックしながら練習してみてください!
自分の音が変わる瞬間にきっと気づけるはずです!
無理なく続けるコツは「毎日5分」の習慣化
質の高い練習ができるようになったら、次は「継続」が大切です!
でも、「毎日1時間やるぞ!」と意気込む必要はありません。
たとえば、週に1回、1時間だけ頑張る場合、月の合計練習時間は4時間です。
それに対して、毎日欠かさず10分だけ練習を続けると、月の合計練習時間はなんと5時間にもなります!
見ての通り、1回あたりの時間は短くても、毎日コツコツ続けた方が合計の練習時間は多くなります。
何より、毎日楽器に触れることで、前日に掴んだ良い感覚を忘れずに済むのが最大のメリットです。
歯磨きのように「やらないと気持ち悪い」と思えるくらい、短い時間でいいので毎日の習慣にしてみましょう。
慣れてきたら、練習メニューを見直そう!
毎日同じ練習を続けていると、だんだん慣れてきて、何も考えずにできてしまいます。これは成長が止まってしまうサインかもしれません。
そんな時は、練習メニューを見直しましょう。
よく言われることですが、80点の技術を90点にするよりも、30点の苦手な技術を60点にする方が、上達を実感しやすいです。
いつもやっている得意な練習と、新しい苦手な練習をバランス良く取り入れるのがオススメです!
自分の苦手なことや、挑戦したいルーディメンツ(基本的なフレーズ)を見つけるために、以下のような教則本を参考にしてみるのも良いですね!

参考にしている教則本はこちら!
もちろん、まずは顧問の先生や先輩に「次に何を練習したら良いですか?」と聞いてみるのが一番の近道ですよ!
まとめ
今回の記事では、以下の内容を紹介しました!
- 目的をもって基礎練習に取り組む!
- 練習量は継続することによって増やす!
- 練習メニューは定期的に見直す!
これからの基礎練習の考え方の参考にしてみてください!