こんにちは!
今回は、クローズドロールの演奏方法や練習方法について紹介します!
この記事では、
- クローズドロールの練習の取り組み方
- クローズドロールの練習の効果
- クローズドロールの練習のポイント
これらについて知ることが出来ます!
日々の練習に生かしてみてください!
参考にしている教則本はこちら!
クローズドロールの練習方法
クローズドロールの練習方法について紹介します!



大きく分けて、4ステップで演奏します!
- スティックを軽く持ち、自然にバウンドさせる感覚を身につける。
- 片方のスティックがバウンドしている間に、もう片方のスティックをバウンドさせる感覚を身につける。
- 2を繰り返しながら、一定の間隔でバウンドさせてみる。
- バウンドさせる間隔をさらに短くしていく。
画像でイメージを確認しながら、1から4の順番で練習してみてください!
特に最初の段階で行う確認では、以下の点を注意すると良いでしょう!
- スティックを支える指2本以外はスティックに触れない!
- 音のすき間を作らない意識をする!
- 人差し指の腹を上手に使う!
順番に解説します!
スティックを支える指2本以外はスティックに触れない!
クローズドロールでは、重力の力を利用してスティックをバウンドさせることが重要ですので、上手な演奏に脱力が欠かせません!
親指と人差し指以外の指は、スティックに触れないように丸めましょう!
手の形ができたら、スティックを軽く持った状態で、バウンドする感覚を身につけましょう!
1回の演奏で、5回以上バウンドすることを1つの目安としてみてください!
慣れてきたら、両方の手で同じような演奏ができるように練習してみましょう!
音のすき間を作らない意識をする!
左右それぞれスティックをバウンドさせる感覚が分かってきたら、左右の演奏をずらしながら演奏します。

右手で演奏を始めた場合、右手のバウンドが終わる前に、左手の演奏を始めます。
ここまでの流れでは、演奏が切れ目なく続いています。

さらに、右手の演奏をもう1回追加して、合計3回演奏してみましょう。
この時の右手の演奏も、左手のバウンドが終わる前に演奏を始めます。
このように、どちらかの手が演奏している間にもう片方の手が演奏し始まるという手順を繰り返すと、音の切れ目がなくなります。


こうして演奏するロールの完成形をイメージしながら練習すると、演奏しやすいと思います!
まずはスティックの動きを確実に意識できるテンポで音の切れ目を作らない練習に取り組んでみましょう。
これができるようになったら、少しずつ左右の演奏間隔を狭くしていきます。
間隔が狭くなるほど音の切れ目を作らない意識がなくなってしまい、音が持続しなくなってきます。
完成までに時間のかかる演奏技術ですので、焦らずじっくり取り組みましょう!
人差し指の腹を上手に使う!
演奏の間隔を狭くしていくと、演奏はじめのバウンドが大きくなりすぎてしまいます。
スティックの上げ幅を調整して、演奏時間が短くてもバウンドが持続するように意識しましょう。
その際に、人差し指の腹でスティックに力を加えると、バウンドを調整することができます。
バウンドを調整できるようになると、ロールの長さや演奏の密度を変えることができます!
演奏する間隔を短くするタイミングで、演奏に少しずつ取り入れてみましょう!
クローズドロールの練習効果

クローズドロールの練習効果は、次の通りです!
- 様々な場面でロールが演奏できるようになる!
- 脱力の感覚が磨かれる!
順番に紹介します!
様々な場面でロールが演奏できるようになる!
クローズドロールは、一般的にスネアドラムの演奏で使用する演奏方法です。
スネアドラムにトレモロ、ロールが指定されている場合、ほとんどの演奏はクローズドロールで演奏します。
これまで紹介した流れで練習を続けていけば、必ずロールを演奏できるようになります。
クローズドロールの奏法を習得できたら、楽譜に書かれている様々な条件でロールができるように練習してみましょう!
- 演奏の強弱を叩き分ける。(ずっとフォルテ、ずっとピアノ)
- 演奏の強弱の変化をつける。(クレッシェンド、ディミヌエンド、フォルテピアノなど)
- 演奏の長さを変える。(テンポの速い曲で4分音符の長さをロール、テンポの遅い曲で、全音符の長さをロール)
合奏などで演奏する場合、演奏者の都合の良い強弱で演奏するわけにはいきません。
様々な状況を想定して練習ができるようになるといいですね!
脱力の感覚が磨かれる!
クローズドロールの演奏では、脱力が必須です!
その他の演奏技術に比べて、脱力をすることによる演奏の違いが分かりやすいです!
上手に演奏できないと感じたら、次の点を中心に、脱力を意識してみましょう!
- スティックを持っている指や手首に力が入っていないか
- 演奏を支える腕や肩に力が入っていないか
クローズドロールの演奏における2つのポイント
クローズドロールを演奏する時に意識するポイントは、次の2点です!
- 指2本でスティックを扱い、常に脱力を心がける!
- 実際の演奏では手順を決めて演奏する!
順番に紹介します!

指2本でスティックを扱い、常に脱力を心がける!
クローズドロールは、スティックのバウンドを利用して演奏する演奏方法です。
指や手首に力が入っていると、スティックに力が伝わってしまい、自然なバウンドが出来なくなってしまいます。
また、腕や肩に力が入っていると、演奏自体が固い動きになってしまい、スティックのバウンドを生み出しにくい動きになってしまいます。
スティックを持つ2本の指以外は、できるだけ力を抜くよう意識しましょう!
演奏する頻度や強弱が変化すると、どうしても手首や腕が力んでしまい、動きが固くなることがあります。
常にリラックスした状態で演奏することを心がけましょう!
実際の演奏では手順を決めて演奏する!
楽譜に記載されているロールの譜面は、音の長さのみが指定してあります。
ロールに苦手意識を持っている人は、ロールの際の手順が決まっていない場合が多いです。
演奏者の楽な感覚で手順を決めずに演奏してしまうと、次の演奏のタイミングが合いにくかったり、演奏中のカウントがしにくくなってしまいます。
ロールの演奏では、演奏する音の長さに合わせて手順を決める意識を持ちましょう。
基本的な考え方は、次の図を参考にしてみてください!


また、テンポによって演奏する手順を変える必要がありますので、曲や場面に応じて、適切な手順を考えられるようになりましょう!
最初の段階では、あまり上手に演奏出来ないかもしれません。
人差し指の腹の使い方や、演奏の切れ目を作らない意識を見直すと、演奏が改善されるかもしれません。
感覚を掴むまで、丁寧に確認しながら練習しましょう!
まとめ
この記事では、クローズドロールの演奏方法、練習方法について紹介しました!
日頃の練習に是非生かしてください!
基礎練習と並行しながら、様々な曲の練習をするのもオススメです!
以下のサイトで販売しているので、ご活用ください!
過去の記事もご活用ください!
参考にしている教則本はこちら!