拍子記号の意味や種類を知ろう!

楽典

 こんにちは!

 今回は、「拍子記号」について説明していきます!

 「拍子記号」は2つの数字が上下で記載されていて、上の数字は拍子を表し、下の数字は1拍が何音符なのかを表しています!

 前回の記事で、「リズム」「拍」について説明をしているので、まだ見ていない方は是非見てくださいね!

「拍子記号」の読み方

 拍子記号の読み方にはいくつかポイントがあります!

  • 下の数字から先に読む!
  • 下の数字は1拍が何音符なのかを表す!
  • 上の数字は拍子を表す!

それぞれについて説明していきましょう!

「拍子記号」の読み方・・・下の数字を先に読む!

 「拍子記号」の読み方は、基本的に下の数字から読みます!

 例を見てみましょう!

 まずは、この読み方を覚えましょう!

 上から読むと、これから説明していく「拍子記号」の意味が変わってしまいます!

「拍子記号」の意味・・・上が拍子!下が1拍の音符!

 「拍子記号」の数字は、それぞれ表している内容が違います!

 上の数字は拍子、下の数字は1拍とする音符の種類を表しています!

 先ほどの「拍子記号」4分の3拍子は、

 「4分音符を1拍としている3拍子の曲」

 という意味になります!

 ちなみに、間違いで示した3分の4拍子だと、

 「3分音符を1拍としている4拍子の曲」

 という意味になりますが、3分音符は存在しないですよね!

「拍子」の意味と種類

 それではここで、「拍子」について復習しましょう!

 「拍子」とは、「拍」をいくつかの数でグループ分けした考え方でしたね!

 

  • 「拍」を2つにグループ分け・・・「2拍子」
  • 「拍」を3つにグループ分け・・・「3拍子」
  • 「拍」を4つにグループ分け・・・「4拍子」

 

 これらの「拍子」のことを、「単純拍子」といいます!

 「単純拍子」の他に、「複合拍子」「混合拍子」などの種類があります!

 これらを「拍子記号」の読み方と一緒に、1つずつ説明します!

「単純拍子」と「拍子記号」

 「単純拍子」の「拍子記号」にはこのようなものがあります!

 拍子を表す上の数字が、「2,3,4」のどれかですね!

 もちろん下の数字に関しては、紹介した「拍子記号」以外にも考えられますが、

 単純拍子かどうかは、上の数字で判断しましょう!

「複合拍子」と「拍子記号」

 「複合拍子」とは、「拍子記号」において上の数字が「6、9、12」である拍子のことです!

 これまで音符は、2つに分けたりするなど、2が基準でした!

 (4分音符を2つに分けたら8分音符のような・・・)

 「複合拍子」では、3を基準にし、音を3つに分けます!

 さらに、3つに分けた音のグループを1拍として演奏するのです!

 

 つまり、

  • 6拍子・・・・23、23
  • 9拍子・・・・23、23、23
  • 12拍子・・・23、23、23、23

 という風になります!太字が大きく捉えた実際の拍子という意味です!

 6拍子は2拍子のように、9拍子は3拍子のように、12拍子は4拍子のように数えます!

「混合拍子」と「拍子記号」

 「混合拍子」とは、「単純拍子」と「混合拍子」が合わさっている拍子です!

 つまり、1拍を2つの音でグループ分けをする部分と、3つの音でグループ分けをする部分とが合わさっているということです!

 例を見てみましょう!

 これらの拍子は、次のように数えます!

  • 5拍子・・・「23」「232」
  • 7拍子・・・「23」「232」「232」

 数え方は、曲によって違います!

 中には、曲中に数え方が変化する場合もあります!

 実際にはあまり見ることはありませんが、是非覚えておきましょう!

まとめ

 今回の記事では、以下の内容を紹介しました!

  • 「拍子記号」の読み方・・・下から上に読む!
  • 「拍子記号」の意味・・・・上が拍子、下は1拍とする音符の種類を表す!
  • 「拍子記号」の種類・・・・「単純拍子」「複合拍子」「混合拍子」

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