リズムや拍の意味について知ろう!

楽典

 こんにちは!

 今回は、「リズム」「拍」について説明していきます!

 音楽における時間の単位は、「拍」で表現することが多いです!

 今回の記事では、「拍」の意味について説明すると同時に、「リズム」についても説明していきます!

 是非、最後までご覧ください!

「リズム」の意味と考え方

 「拍」という言葉の意味を理解するためには、「リズム」について知る必要があります!

 まずは、「リズム」について知りましょう!

「リズム」とは・・・時間経過の「刻み」

 「リズム」と聞いて、何となくイメージするものがあると思います!

 曲が頭に思い浮かんだり、手や身体が動くような感覚だったり・・・

 「リズム」いう考え方は、非常にあいまいです!

 今もたくさんの音楽家や研究者が、「リズム」について研究しています!

 その感覚を言葉して説明します!

 「リズム」・・・音の変化によって感じる時間経過の「刻み」

 この言葉だけだと難しいですよね!

 もう少し分かりやすく説明します!

音の変化で「リズム」を感じる

 音が何かしらの変化をすると、「リズム」を感じます!

 音において、「リズム」を感じる要因には、以下のようなものが考えられます!

  • 音が鳴っている時間と休止している時間が繰り返される
  • 音の高さが変化する
  • 音の音色が変化する
  • 音の強さが変化する

これらを要因として人の耳は、音を聞くことによって時間の経過、つまり「リズム」を感じることができます。

先ほど例で紹介している1番上の文章を例に紹介します。

雨がたくさん降っている情景を想像しましょう。

雨が降っていると、雨が地面に落ちる音などが、ほぼ途切れない状態で聞こえることが想像できると思います。

聴こえてくる音

  • 雨の打ちつける音

音のイメージ

  • ザーー
  • サー―

今回の場合、雨は降り続いているため、ほとんど同じ状態の音が絶え間なく聞こえてきます。

ずっと音が聞こえることが分かっても、時間の流れを感じることは難しいです。

次に、雨上がりの情景を想像しましょう。

さらに雨が上がったばかりだと、足元には水たまりがあり、木や草花に雨のしずくがこぼれ落ちていきます。

このしずくの音をが、どのように聞こえてくるか考えてみて下さい。

聴こえてくる音

  • 木や草花から水滴が滴る音

音のイメージ

  • ピチャン
  • ポチャン
  • チャポン

今回の場合、水滴が落ちる音は数秒に1回くらいのタイミングで音が聞こえてくることが想像できると思います。

水滴が落ちる音と無音の状態は繰り返し、水滴の音が聞こえるたびに、時間が経ったことが分かります。(ほとんどの人は無自覚に気づいています。)

時間の経過を感じさせることに風情を感じるものに、「ししおどし」が挙げられます。

「ししおどし」は、水が一定量貯まると「ししおどし」が水をこぼし、軽くなった「ししおどし」が石などと当たることで音が鳴るという仕組みです。

音以外でも「リズム」を感じることが出来る!

 「リズム」を感じることが出来るものは音だけではありません

 次の例を参考に、日常で「リズム」を感じる現象を考えてみましょう。

  • 光の点滅
  • 歩くや手を振るなどの身体的な動きなど
  • 機械やロボットの動きなど

 音がなくても、視覚的な要素で「リズム」を感じることが出来ますね!

 モールス信号などは、実際に光の点滅の長短や回数で文字を伝える手法です!

 日常生活の中にも、意識するとたくさんの「リズム」が存在しています!

「拍」の意味と考え方

 実は「リズム」だけでは、音楽としては成り立ちません。

 それは、音で時間の流れを感じることが出来れば、「リズム」と表現されてしまうためです!

 つまり、「リズム」には時間的なルールがありません!

 そこで、「拍」という考え方が必要になってきます!

「拍」は一定時間で刻まれる音の単位!

 「拍」とは、一定時間で刻まれる音の単位のことです!

 メトロノームが「拍」を刻む代表例です!

 「拍」が音の基準となって、様々な音符や休符の種類を表現しているわけです!

「拍」をグループ分けすると「拍子」

 「拍」によって音楽が整えられ、音楽を認識しやすくなります!

 この「拍」をグループ分けすると「拍子」になります!

 代表的な「拍子」を紹介します!

  • 「拍」を2つでグループ分けすると、「2拍子」
  • 「拍」を3つでグループ分けすると、「3拍子」
  • 「拍」を4つでグループ分けすると、「4拍子」

 皆さんが普段聞いている音楽も、この「拍子」で整理されています!

「拍子」を意識して音楽を聴くと、

  • この曲は4つでひとまとまりな感じがするな~
  • この曲は「1、2、1、2、」と数えるな~

 などと感じることが出来るはずです!

 先ほど紹介したように、基本的な拍子は2拍子か3拍子か4拍子です!

 自分が聴いたり演奏する曲が、何拍子かを考えてみると良いでしょう!

まとめ

 今回の記事では、 以下の内容を紹介しました!

  • 「リズム」とは、音による時間の流れ。
  • 「拍」は、一定間隔で刻む音の単位で、「リズム」を整える。
  • 「拍子」は、「拍」をグループ分けして、音楽を整える。

その他の記事も合わせてご覧ください!

PAGE TOP