こんにちは!
今回は、吹奏楽部に入部したばかり学生の皆さんや、先生方に向けて、打楽器奏者が最初に揃えるべき「7つのアイテム」と、その選び方のコツを紹介していきます!
打楽器は、他のパートと違って楽器本体ではなく「マレット・スティック」や「小物」を個人持ちする場合が多いです。
「種類がたくさんありすぎて、どれを買えばいいのか分からない…」「とりあえず安いやつでいいかな?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
実は、道具選びは演奏の上達に直結する非常に重要なポイントです。「何でもいい」で選んでしまうと、変な癖がついたり、良い音が出せなかったりと、結果的に損をしてしまうこともあります。
この記事では、以下のポイントについて解説します。
- プロが厳選した、長く使える標準的かつ高品質な7つの必須アイテム
- 用途別にスティックやマレットを使い分けるべき理由
- 上達を早めるための練習グッズとメンテナンス用品の選び方
この記事を読んで、迷いなく自信を持って道具を揃え、毎日の練習をもっと楽しく、効果的なものにしていきましょう!
演奏の要!スティック・マレット類
まずは、打楽器奏者の「手」そのものである、スティックやマレットについて解説していきます!
「なぜ用途別に分ける必要があるの?」と思うかもしれませんが、それぞれの楽器に最適な道具を使うことが、良い音への第一歩だからです。
ここでは、次の3つのポイントについて見ていきます。
- スティック(クラシック・吹奏楽用)
- スティック(ドラムセット用)
- ティンパニマレット
順番に紹介します!
スティック(クラシック・吹奏楽用)
スネアドラム(小太鼓)の基礎練習や、吹奏楽の合奏で主に使用するスティックです。
特徴として、チップ(先端)の形状が細かく作られており、繊細なコントロールが可能になっています。材質はヒッコリーやメイプルなどが一般的です。
スティックの材質の違い
- メイプル(白っぽい木): 軽くて手触りが柔らかい。スネアの繊細な響きを引き出すのに最適。クラシック向き。
- ヒッコリー(茶色っぽい木): 硬くて丈夫。シンバルを叩いても折れにくい。ドラムセット向き。
チップ(スティックの先端)の形状の違い
- 丸型(ボール): どの角度で叩いても音が均一。SD1などはこれ。
- 涙型(ティアドロップ): 角度によって音色が変わる。5Aなどはこれ。
最初の1ペアは「標準的な太さと重さ」のものを選ぶのがベストです。具体的には、「Vic Firth SD1 General」や「Pearl 106H」などが挙げられます。
これをおすすめする理由は、基礎打ちに最適で、リバウンド(跳ね返り)の感覚を正しく体で覚えられるからです。
あまりに細すぎたり軽すぎたりするものだと、正しい奏法が身につきにくくなってしまいます。
おすすめスティック(クラシック用)
- SD1 General【不動のド定番】世界標準モデル。太いけれど軽くてコントロールしやすく、ロールが綺麗に演奏出来ます。★最初の1ペアに最適
- IP-JC【近年大人気】SD1より少し細身で、スティックのリバウンドが拾いやすいモデル。細かなパッセージが多いコンクール自由曲に人気です。
スティック(ドラムセット用)
次に、ドラムセットを叩く際に使用するスティックです。
クラシック用より少し短め・細めのものが多く、セット全体をスムーズに移動できるように設計されています。
「クラシック用でドラムを叩けばいいのでは?」と思うかもしれませんが、クラシック用だと重すぎて動きにくかったり、パワーが出すぎたりする場合があります。
ドラム用としては、「5A」というサイズが世界標準とされています。
おすすめスティック(ドラムセット用)
- 5A【世界標準】プロ・アマ問わず最も使われているモデル。ロックからポップスまで全ジャンル対応。ドラムセットを叩くならまずはコレ。★ドラム初心者向け
- 7A【繊細・軽量】5Aより細くて軽い。ジャズや、音量を抑えたい場面、手が小さくて5Aだと疲れてしまう人におすすめ。★女性・ジャズ向け
- 110HC【日本人の定番】海外製より少し「短い」のが特徴。ストロークが安定しやすいため、日本国内では長年ベストセラー。★小柄な人・速い曲向け
ティンパニマレット
ティンパニを演奏するためのマレットです。
ヘッドのフェルトの巻き具合によって、「ハード(H)(硬い)」「ミディアム(M)(普通)」「ソフト(S)(柔らかい)」などの種類があります。
最初から全種類を揃えるのは金銭的にも大変ですので、まずはミディアムを1組揃えましょう!
これさえあれば、ほとんどの楽曲に対応できますし、サスペンドシンバルなど小物打楽器を演奏する際にも役立ちます!
学校や団体の備品として、一通り全種類を揃えておくためにも、先生やパートリーダーは定期的に消耗具合を確認しましょう!
おすすめティンパニマレット
- T-13(M ミディアム):【最初の1ペア】これがあれば8割の曲は叩ける、ティンパニの絶対的スタンダード。迷ったらまずこれを購入しましょう。★初心者・万能型
- T-13(S ソフト):【極上のロール】毛糸が分厚く、柔らかく包み込むような音が特徴。低音を豊かに響かせたい場面での必需品です。★ロール・バラード向け
- T-13(H ハード):【リズム明確】フェルトが薄く硬めで、叩いた瞬間がはっきり聞こえます。速いテンポの曲や、リズムがモゴモゴして聞こえない時の特効薬です。★速い曲・高音向け
- T-13(VH ベリーハード):【超・高解像度】通称赤マレット。ハードよりさらに輪郭がくっきりするモデル。「カンッ」という鋭いアタック音が必要な特殊な場面で活躍します。★超高速フレーズ・ソリスト向け
上達の近道!練習・メンテナンスグッズ
楽器の演奏そのものだけでなく、「家での練習」や「楽器のケア」に使う道具も、実は大切です!
これらを持っているかどうかで、上達のスピードが大きく変わってきます。
ここでは、次のポイントに絞って解説します。
- 練習用パッド(トレーニングパッド)
- チューナー(&メトロノーム)
- チューニングキー
順番に紹介します!
練習用パッド(トレーニングパッド)
家でスティックコントロールを練習するための台です。
ゴム製やメッシュ製があり、消音性が高いのが特徴です。
プロとして強く言いたいのは、「机や雑誌を叩くのは練習ではありません」。跳ね返りが悪いものを叩き続けると、手首を痛める原因になります。
リバウンドがある程度あるゴム製のパッドがおすすめです。
おすすめ練習用パッド
- EVANS リアルフィール 練習パッド 7″
【家練の革命児】プロも愛用する「リアルフィール」の打感をそのままに、持ち運びやすいサイズに凝縮。★家での基礎練習・静音重視 - YAMAHA トレーニングパット 8インチ スタンド付 (TS01S)
【姿勢矯正の決定版】専用スタンドが付属しているため、正しい高さ・姿勢で練習できます。机やベッドで叩いて「悪い癖」がつくのを防げる、吹奏楽部員の「最初の練習台」として最適解。★初心者・新入部員向け
手軽に練習するなら「EVANS」、しっかり基礎を固めるなら「YAMAHA スタンド付き」がおすすめです!
チューナー(&メトロノーム)
音程とテンポを確認する機械です。
最近はクリップ式や、チューナーとメトロノームが一体になった複合型が主流です。
打楽器、特にティンパニは「音程感」が命です。また、正確なリズムキープも求められます。そのため、メトロノーム機能とチューナー機能が一体型になったモデルが、荷物も減って最強のツールです。
最近ではアプリでも代用は可能ですが、スマホやタブレットを使用できない場面もあるため、別で準備しておくことを強くおすすめします!
正確なリズムキープの練習と、ティンパニのチューニング練習には欠かせないので、必ずカバンに入れておきましょう。
おすすめチューナー&メトロノーム
- ヤマハ TDM-710 + チューナー用マイク TM-40 セット
【吹奏楽部のパスポート】チューナーとメトロノームが同時に使える最新定番モデル。周囲がうるさくても自分の音だけを拾ってくれる「マイク付き」セットこそ、合奏練習の必須装備です。★パートに1つは必須(管楽器、弦楽器は1人1つ必須) - BOSS ドクタービート DB-30
【ポケットの中の鬼コーチ】超小型ながら、変拍子や3連符など複雑なリズムも鳴らせる高機能機。パート練習でのテンポ出しや、個人での高度なリズムトレーニング(裏拍・変則ビート)に威力を発揮します。★パートリーダー・ドラマー向け
チューニングキー
ドラムやスタンドのネジを回すためのT字型の鍵です。
意外と知られていませんが、打楽器のスタンドの中には、チューニングキーで高さを調節するものも存在します。
これを忘れるとチューニングやセッティングができません。
スタジオや学校にある共用のキーは無く紛失しがちです。また、借りたい時に見当たらないと練習になりません。数百円で買えるものなので、「マイ・キー」を持つのは必須マナーと言っても過言ではありません。
自分の好みのヘッドの張りに調整できるようになるため、絶対に持っておくべきです。
おすすめチューニングキー
- Pearl チューニングキー K-080
【紛失防止の救世主】指にフィットして素早く回せる、パールのド定番。小さすぎず大きすぎない、チューニングキーの万能タイプです。★全打楽器奏者・予備用
全てをまとめる収納アイテム
最後に、これら大切な道具を持ち運ぶためのアイテムを紹介します。
- スティックケース(バッグ)
順番に紹介します!
スティックケース(バッグ)
紹介したスティック類や小物をまとめて収納し、持ち運ぶためのケースです。
ドラムセットの演奏中はフロアタムのボルト等に吊り下げて、すぐにスティックを持ち替えられるようにできるものも便利です。
私は容量が少し大きめのものを選ぶことをおすすめします!
将来マレットの種類が増えても対応できるからです。特にティンパニやマリンバのマレットはかさばります!
自分の道具をケースに入れて管理することで、道具を大切に扱う意識が芽生えます。また、移動教室や合奏への移動もスムーズになりますよ。
おすすめスティックバック
- Pearl スティックバッグ“ライト” ブラック (PSC-STBL)
【必要最小限をスマートに】スティックが3ペアほど入るコンパクト設計。フロアタムに引っ掛けるフックも装備しており、ちょっとした練習に「巨大なケース」を持ち歩きたくない人に最適。★初心者・荷物を減らしたい人 - MEINL スティックバッグ
【大容量・高耐久】スティックだけでなく、マレットやブラシ、チューニングキー等の小物もたっぷり収納できる本格派。持ち物が増えてきた中級者や、デザインにもこだわりたい奏者に選ばれています。★中級者・マレットも入れたい人
まとめ
今回紹介した「打楽器奏者が揃えるべき7つのアイテム」をまとめます。
- スティック(クラシック用): 繊細なコントロールと基礎作りに必須。
- スティック(ドラム用): ドラムセット演奏時の操作性と音色のため。
- ティンパニマレット: まずは万能な「ミディアム」。
- 練習用パッド: 手首を守り、効率よく上達するために。
- チューナー&メトロノーム: 正確なリズムと音程感の育成に。
- チューニングキー: セッティングの必需品。
- スティックケース: 大切な道具を整理し、スムーズに移動するために。
これら7点は、初心者から上級者まで長く使える「投資価値のある」アイテムばかりです。
良い道具を使うことは、無駄な苦労を減らし、音楽をより楽しむための第一歩です。
新入部員の方や、これから始める人は、まずこれだけ揃えてみましょう!
はじめに揃えるおすすめセット
- コンクール用: Vic Firth SD1 General
- ドラムセット用: Vic Firth 5A
- 練習パッド: EVANS リアルフィール
- スティックケース: Pearl
打楽器の演奏は、基礎をしっかり身につけることで、もっともっと楽しくなります!
今日紹介したアイテムを活用して、焦らず自分のペースで練習に取り組んでみてください!



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