【音程マスター編】長3度と短3度の違いは?複雑な音程の種類と仕組みをスッキリ整理!

楽典

こんにちは!

今回の記事では、音程の種類について紹介していきます!

音程の種類として、紹介するポイントはこちらです!

  • 単音程と複音程・・・・・1オクターブの考え方
  • 完全音程と長短音程・・・透明感のある音程と色彩感のある音程
  • 全音と半音・・・・・・・長2度と短2度の別名

是非最後までご覧下さい!

単音程と複音程

音程は、前回の数え方をしてしまうと、度数が無限に大きくなってしまいます!

その為、1オクターブで区切って音程を数える方法があります!

1オクターブ・・・ある階名(音名)から次に現れる同じ階名(音名)までの範囲!

 1オクターブとは、「ある階名から次に現れる同じ階名までの範囲」の事です!

 次の楽譜を参考に考えてみましょう!

この楽譜だと、一番左の「ド」から一番右の「ド」までが1オクターブということです!

音程で表現すると、8度です!

「ド」から「ド」までに音が8個あるので、ラテン語で「8番目」を意味する「オクタバス」が変化して、現在のオクターブという読み方になりました!

また音楽的に、「ある音の周波数の2倍にあたる音が、1オクターブ上の音」と表現することもあります!

複音程・・・1オクターブ以上の音程!(9度以上の音程)

複音程とは、1オクターブより音域の広い音程の事です!

対して、これまで紹介した1オクターブ以内で収まる音程を、単音程と言います!

  • 単音程・・・1度~8度
  • 複音程・・・9度以上

譜例で確認してみましょう!

この音程は11度です!

複音程では、次のように考えると分かりやすいです!

  1. 1オクターブとそれ以外の音程で分ける!
  2. 重複している音の数を引く!

先ほどの譜例のように、音程は大きいほど数えるのが大変で、実際にどんな響きがするのか想像しにくいです!

その為、複音程は1オクターブと〇度という表現をすることがよくあります!

先ほどの譜例だと、1オクターブと4度という風に表現します!

複音程の表現方法

  • 11度
  • 1オクターブと4度

どちらの表現方法も覚えておきましょう!

完全音程と長短音程

ここまでは、音程の数に関わる部分を紹介してきましたが、ここからは、音程の種類について紹介していきます!

音程は、2音間の距離を表す「度数」の部分と、2音間の音程の種類を表す部分の2か所で表現します。

「5度」や「3度」のように数字で表した「度数」の前に、「完全5度」「長3度」「短3度」のように、「完全、長、短」のいずれかを音程の前に付け足して表現します!

そして、音程には「完全音程」と「長短音程」の大きく分けて2種類があります!

今回の記事では、それぞれがどのような特徴があるのかを紹介していきます!

完全音程・・・透明感が感じられる音程!

完全音程には、1度、4度、5度、8度などが該当します!

完全音程は、「完全4度」「完全5度」などのように、「完全」を基準に表現します。

「完全」の状態より音程が広くなったら「増」、狭くなったら「減」と表現します!

  • 「完全4度」から音程が広くなった→「増4度」
  • 「完全4度」から音程が狭くなった→「減4度」

実際の音を聞くと、綺麗な響き、透明感のある音、のように聴こえるかと思います!

また、音程に厚みが増しているようにも感じるかと思います!

長短音程・・・色彩感が感じられる音程!

長短音程には、2度、3度、6度、7度などが該当します!

長短音程は、「長3度」「短6度」などのように、「長」もしくは「短」を基準に表現します。

「長」の状態より音程が広くなったら「増」、「短」の状態より音程が狭くなったら「減」と表現します!

  • 「長3度」から音程が広くなった→「増3度」
  • 「短3度」から音程が狭くなった→「減3度」

完全音程と違って、長短音程は、音の響きが明るい、暗いなどの印象を受けると思います!

次のように覚えると良いですね!

  • 完全音程・・・「完全」が基準の音程で、透明感、厚みを感じる!
  • 長短音程・・・「長」もしくは「短」が基準の音程で、色彩感、感情が伝わる!

具体的な数え方は別記事で紹介します!

全音と半音

最後に、「全音」と「半音」について紹介します!

これまで紹介した音程の種類と度数で表現すると、次のようになります。

  • 全音・・・長2度
  • 半音・・・短2度

 鍵盤で確認してみてください!

全音・半音のまとめ

  • 全音・・・鍵盤2つ分、半音2つ分
  • 半音・・・鍵盤1つ分、隣の鍵盤の音

上のまとめで表現したように、鍵盤を数える時は、黒鍵(黒い鍵盤)と白鍵(白い鍵盤)をそれぞれ1つの鍵盤として数えます。

音程の種類を調べる作業は、楽譜で音程を数える時よりも、考えなければならないことが多いです。

しかし、全音と半音を知っていると、楽譜を見たり音楽を調べる上で非常に役に立つ知識です!

しっかり覚えておきましょう!

まとめ 

 今回の記事では、以下の内容を紹介しました!

  • 単音程と複音程・・・・複音程は1オクターブを超えた音程!
  • 完全音程と長短音程・・それぞれの音程から聴こえる印象が違う!
  • 全音と半音・・・・・・長2度と短2度の別名!

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