こんにちは!
今回は、自分自身と向き合う大きな挑戦の場である「ソロコンテスト」について、その成功を大きく左右する「選曲」に焦点を当てて、後悔しないためのポイントを詳しく解説していきます!
まず、ソロコンテストに挑戦しようとするその気持ち自体が本当に素晴らしいです!
この挑戦を通して得られる経験は、技術的な向上はもちろんのこと、精神的な強さや自己表現の喜びなど、必ず音楽人生にとってかけがえのない財産になります!
しかし、「ソロコンテストに出てみたいけど、どんな曲を選べばいいんだろう…」「自分に合った曲が分からない…」、のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、次の内容を知ることができます!
- ソロコンテストで失敗しないための「選曲」で考えるべき5つの重要なポイント
- 自分のレベルに合った曲を見つけるための探し方のヒント
この記事を読んで、ソロコンテストという最高の舞台で自分らしさを表現するための、最高のパートナーとなる一曲を見つける準備を一緒に始めていきましょう!
参考にしている教則本はこちら!
ソロコンテストは自分を表現する最高の舞台!
吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストとはまた違い、たった一人でステージに立ち、自分の音で空間を満たすソロコンテスト。
それは、大きな緊張感と共に、自分の音楽性を存分に発揮できる、またとない機会です。
ここでは、その素晴らしい舞台に臨むための、最も重要で最初のステップである「選曲」について考えていきましょう。
- 成功の半分は「選曲」で決まる!
- この記事でわかること
順番に紹介します!
成功の半分は「選曲」で決まる!
打楽器ソロには大体の型が存在します!
まずはどのような系統のソロ曲に挑戦するかを決めるといいですね!
打楽器ソロの主な演奏形態
- マリンバソロ(ピアノ伴奏あり・なし)
- ビブラフォンソロ(ピアノ伴奏あり・なし)
- スネアドラムソロ(ピアノ伴奏なし)
- マルチパーカッションソロ(ピアノ伴奏あり・なし)
- ティンパニソロ(ピアノ伴奏あり・なし)
ソロコンテストにおいて、成功するかどうかの半分は「選曲」で決まると言っても過言ではありません。
どんなに素晴らしい技術を持っていても、自分に合っていない曲を選んでしまっては、その魅力を十分に発揮することはできません。
逆に、自分の長所や表現したいことを最大限に活かせる曲を選ぶことができれば、演奏は聴いている人の心に深く響くものになります。
練習を始める前に、じっくりと時間をかけて、自分にとって最高のパートナーとなる一曲を見つけ出すことが、成功への第一歩です!
この記事でわかること
この記事では、皆さんがソロコンテストで最高のパフォーマンスを発揮できるよう、その土台となる「選曲」に絞って、具体的なポイントを解説していきます。
- ソロコンテストで後悔しないための「選曲」で考えるべき5つのポイント
- 自分のレベルに合った曲を見つけるための探し方のヒント
これらのポイントを押さえて、あなただけの特別な一曲を見つけ出しましょう!
失敗しない!選曲で考えるべき5つのポイント
自分にぴったりの曲を見つけるために、どのような視点で選曲すれば良いのでしょうか?
ここでは、絶対に押さえておきたい5つの重要なポイントを解説します。
- 自分の技術レベルに合っているか
- 自分の得意な表現が生かせるか
- 楽器のセッティングは可能か
- 時間規定に収まるか
- 審査員や聴衆にアピールできるか
順番に紹介します!
自分の技術レベルに合っているか
憧れのプロ奏者が演奏している曲や、難易度の高い超絶技巧の曲に挑戦したい気持ちはとてもよく分かります。
しかし、自分の現在の技術レベルを大きく超えた曲を選んでしまうと、練習が非常に困難になり、最悪の場合、曲を完成させられないまま本番を迎えることになりかねません。
大切なのは、少し挑戦する要素がありつつも、今の自分が持っている技術で「音楽的に表現できる」レベルの曲を選ぶことです。
技術的な難所にばかり気を取られて、音楽表現がおろそかになってしまっては本末転倒です。
指導者の先生とよく相談し、自分の実力を客観的に判断して、無理のない選曲を心がけましょう。
これを意識すれば、きっと音楽そのものを楽しむ余裕が生まれますよ!
自分の得意な表現が生かせるか
あなたには、どんな得意なことがありますか?
- ダイナミクスの幅(とても小さい音から大きな音まで)を表現するのが得意
- リズミカルでキレのある演奏が得意
- 歌心あふれる、メロディアスな演奏が得意
- 複数の楽器を巧みに操るのが得意
このように、自分の長所や「武器」を自覚し、それを最大限にアピールできる曲を選ぶことは、非常に効果的な戦略です。
リズム感が自慢ならテクニカルなソロ、歌心に自信があるなら鍵盤打楽器のバラード、力強い表現が得意なら太鼓系打楽器のソロなど、自分の個性が輝く曲を探してみましょう。
得意な表現が生かせる曲は、練習していても楽しく、自然と演奏にも自信がみなぎってくるはずです。
楽器のセッティングは可能か
これは、特に複数の楽器を使用するマルチパーカッションの曲を選ぶ際に、打楽器奏者が絶対に確認しなければならないポイントです。
- その曲を演奏するために必要な楽器は、全て学校にある?または、借りることは可能?
- テージの広さや規定の中で、全ての楽器を演奏しやすいようにセッティングできるか?
- 曲中の楽器の持ち替えや移動は、物理的、時間的に可能か?
どんなに素晴らしい曲でも、楽器が準備できなかったり、セッティングが不可能だったりすれば演奏することはできません。
また、準備できたとしても、練習期間が十分に確保できない可能性もあります。
選曲の段階で、必ず指導者の先生と一緒に、楽器の準備とセッティングが可能かどうかを確認しましょう。
時間規定に収まるか
ソロコンテストには、多くの場合、演奏時間の規定が設けられています。
この時間を1秒でも超えてしまうと、失格になってしまう可能性があります。
選んだ曲が、規定の時間内に収まるかどうかを必ず確認しましょう!
もし規定時間を超えてしまう場合は、曲の一部をカット(省略)する必要があります。
その際は、以下の点に注意が必要です。
- 曲の構成や流れを壊さないように、どこをカットするのが最も音楽的かを考える。
- 必ず指導者の先生や、専門家の許可を得てからカットする。
審査員や聴衆にアピールできるか
ソロコンテストは、審査員に評価してもらう場でもありますが、同時に、聴いてくれる聴衆に自分の音楽を届ける場でもあります。
選曲の際には、「この曲を演奏することで、自分は何を伝えたいのか」「聴いている人に何を感じてほしいのか」を考えてみましょう。
以下の観点を参考にしてみてください!
- 技術的な見せ場(速いパッセージ、特殊な奏法など)があるか?
- 音楽的に聴きごたえがあり、感動や興奮を呼ぶような魅力があるか?
- 曲の構成が分かりやすく、聴衆が飽きずに聴けるか?
審査員や聴衆に自分の魅力がしっかりと伝わるような、アピール力の高い曲を選ぶ視点も大切です!
【レベル別】おすすめソロ曲紹介
「選曲のポイントは分かったけど、具体的にどんな曲があるの?」という人のために、レベル別におすすめのソロ曲の「探し方」のヒントを紹介します。
実際の曲選びは、指導者の先生や楽器店の専門スタッフ、打楽器の先輩などと自分の環境に合わせて相談してください!
- 初心者向けの曲の探し方
- 中級者向けの曲の探し方
- 上級者向けの曲の探し方
順番に紹介します!
初心者向けのおすすめ曲の探し方
ソロコンテストに初めて挑戦する人や、まだ経験の浅い人におすすめなのは、使用する楽器が1種類か2種類程度で、基本的な技術で音楽性をしっかりと表現できる曲です。
- マリンバ(2本マレット):美しいメロディーラインを持つ、歌心あふれる曲。
- スネアドラム:基本的なルーディメンツ(手順)を使い、リズムの正確性やダイナミクスをアピールできる曲。
まずは、音楽の基礎となる「美しい音」「正確なリズム」「豊かな表現」を聴かせられるような曲を探してみましょう!
中級者向けのおすすめ曲の探し方
ある程度の基礎技術が身につき、もう少し挑戦したい中級者の皆さんには、少し高度な技術や複数の楽器を扱う曲がおすすめです!
- マリンバ(4本マレット):和音の響きの美しさや、少し複雑なパッセージを含む曲。
- マルチパーカッション:スネアドラム、タムタム、シンバル、ウッドブロックなど、複数の楽器を組み合わせ、音色の変化やリズミカルな面白さを表現する曲。
自分の持っている技術をさらに磨き上げ、表現の幅を広げられるような、少しチャレンジングな曲に挑戦してみると良いですね!
上級者向けのおすすめ曲の探し方
高度な技術と深い音楽性を持ち、自分ならではの表現を追求したい上級者の皆さんには、音楽的に非常に内容の濃い、難易度の高い曲が視野に入ってきます。
日本管打楽器コンクールなど、コンクールの課題曲に挑戦するのもおすすめです!
- マリンバ:現代的なハーモニーや複雑なリズム、高度なマレットテクニックが要求されるコンチェルトやソナタなど。
- マルチパーカッション:非常に多くの楽器を使用し、演劇的な要素や特殊な奏法も含まれるような、総合的な表現力が問われる曲。
これらの曲は、演奏するのが非常に難しい分、自分だけの音楽の世界を構築し、聴衆に強いインパクトを与えることができます
まとめ
いかがでしたか!
今回の記事では、次の内容を紹介しました!
- ソロコンテスト成功の鍵となる、自分に合った曲を選ぶための5つの重要なポイント(技術レベル、得意な表現、セッティング、時間、アピール度)。
- 自分のレベルに応じたおすすめ曲の探し方のヒント。
ソロコンテストの準備は、自分にぴったりの曲を見つけることから始まります!
今回紹介したポイントを参考に、あなたの魅力を最大限に引き出してくれる最高のパートナーとなる曲を見つけてください!