こんにちは!
打楽器アンサンブルという演奏形態は、日本でもようやく定着してきた文化ですが、演奏したことがない人も多いのではないでしょうか?
アンサンブルコンテストや大会、演奏会で演奏する機会も増えてきたように感じます!
打楽器アンサンブルには、ソロの演奏や合奏の演奏では感じられない楽しさを感じることができますし、演奏に必要な様々な技術を鍛えることができます!
今回は、打楽器アンサンブルに取り組むメリットを5つ紹介します!
参考にしている教則本はこちら!
打楽器だけで楽曲を演奏するアンサンブル
そもそも打楽器アンサンブルは、その名の通り、打楽器だけで演奏する演奏形態のことで、近年誕生した演奏形態です!
弦楽器や管楽器のアンサンブルと違い、歴史が浅く、今後も発展していく可能性の高い演奏形態です!
一般的には3人~8人で演奏し、音程のある鍵盤打楽器やリズムを担当する打楽器など、多様な打楽器を組み合わせて演奏します。
使用する打楽器の組み合わせは多種多様ですが、よくある組み合わせは次の通りです。
- 鍵盤打楽器だけで構成される楽曲(マリンバ、シロフォン、ビブラフォンなど)
- 音程を持たない打楽器だけで構成される楽曲(スネアドラム、トムトム、コンガなど)
- 鍵盤打楽器とその他の打楽器で構成される楽曲
これらの組み合わせに限らず、視覚的なパフォーマンス要素も含んでいる作品も多いことが打楽器アンサンブルの特徴です。
その他のジャンルのアンサンブル曲より、演奏者の動きが音楽表現に深く関わっています。
近年の日本では、上記の「全日本アンサンブルコンテスト」で演奏することを想定した楽曲も多く誕生しているので、演奏に取り組むハードルが下がっています!
練習に取り組んだ楽曲で、是非挑戦してみてください!
打楽器アンサンブルの特徴
- 演奏人数:3~8人(多いときは10人以上)
- 演奏形態:鍵盤打楽器のみ、リズム打楽器のみ、それらの組み合わせなど
- その他:歴史が浅いジャンル。視覚的表現を演奏に取り入れる作品も多い。
打楽器アンサンブルを練習するメリット
打楽器アンサンブルに取り組むメリットは次の通りです!
- チームワークが向上する!
- リズム感とタイミングが強化される!
- 音楽的表現力が向上する!
- 様々な楽器の演奏方法を習得できる!
- 自信がつき、パフォーマンス力の向上する!
順番に紹介します!
チームワークが向上する!
ソロで演奏することとアンサンブルで演奏することでは、演奏に必要な能力が異なります!
まずアンサンブルでは、各演奏者の演奏などを注意深く観察する必要があります!
これは、アンサンブルの演奏形態では指揮者が存在しないからです!
演奏のタイミングやダイナミクスなどは、演奏者だけで合わせなければいけません!
- 演奏開始のタイミング
- テンポやダイナミクスが変化する際の合図
これらを勘で演奏するわけにはいかないので、演奏者の誰かが合図をする必要があるのです!
何となくで演奏してしまうと、楽曲を止まらずに演奏することは不可能になってしまいますので、アンサンブルでは演奏している全員が、演奏者や合図を注意深く観察しながら演奏していきます!
これにより、協調性が養われ、音楽を通じたコミュニケーション能力が鍛えられます!
特に、アンサンブルは、即興的にテンポが決まったり、緻密な打ち合わせが必要な場面が多いです!
チームで音楽を仕上げていく良い練習になります!
リズム感とタイミングが強化される!
打楽器アンサンブルは、リズムが主体の音楽となることが多いです。
そのため、各奏者が正確なタイミングで演奏することが求められます!
リズム感が大幅に向上し、他の打楽器や演奏形態で演奏する場面においても安定したリズム感を発揮できるようになります。
打楽器アンサンブルは、タイミングをパートで合わせる能力も必要です。
演奏者全員で楽器を演奏する場合に、全員の演奏タイミングが同じでなければ、リズムが合って聴きこえることはありません。
複数人で演奏する状況では、タイミングを揃える能力は必要ですので、楽曲に取り組みながら、タイミングを揃える意識をすると、効率よく練習することができます。
音楽的表現力が向上する!
アンサンブルでは、ソロ演奏とは異なり、他の奏者との音のバランスや調和を考慮した演奏が必要です。
練習においては、どの楽器が強く聞こえるべきか、音の響きをどのように表現するかなどの課題を解決していく必要があります。
アンサンブルは、合奏よりも人数が少なくなるため、この課題を解決するための試行錯誤が行いやすく、様々な演奏方法を試すことができます!
これにより各奏者も、音楽的な表現力をより深めることができます!
様々な楽器の演奏方法を習得できる!
打楽器アンサンブルでは、複数の打楽器を駆使することが一般的です。
演奏者は自分の専門楽器以外にも触れる機会が増え、より多くの技術と知識を得ることができます!
特に普段ソロで演奏しない人にとっては、非常に良い刺激になります!
通常の合奏では、別々の演奏者で演奏するような楽器も1人で演奏する場面もあります!
単純に演奏量が多いので、1曲の演奏に対する達成感も充実して感じると思います。
また、曲によっては、演奏者自身でセッティングを考える曲もあります!
使いまわす楽器があるのか、移動は可能か、お互いを確認しやすい配置か、などを確認しながらセッティングします!
1つの楽器を担当する合奏だけを経験してきた人にとっては新鮮な体験だと思います!
大変な作業ですが、非常に大切な作業です!
自信がつき、パフォーマンス力の向上する!
アンサンブルでの演奏は、ステージ上でのパフォーマンス力を向上させます!
打楽器の演奏には、視覚的表現が非常に有効です!
腕の使い方、上半身の使い方、目線などを工夫することによって、同じ楽譜でも全く違う演奏に聴こえることはよくあります!
アンサンブルで迫力のある演奏をするには、魅せ方を勉強することも大切です!
このような体験をすることで、普段の演奏に自信がつくとともに、観客を惹きつける力もついてきます!
まとめ
打楽器アンサンブルの練習は、技術的な成長だけでなく、音楽的な表現力や協調性、パフォーマンス力を総合的に高める絶好の機会です。効果的な練習方法を実践し、素晴らしいアンサンブル演奏を目指しましょう。
基礎練習と並行しながら、様々な曲の練習をするのもオススメです!
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