こんにちは!
今回は楽器別基礎練習として、4本マレットでの基礎練習を紹介していきます!
マリンバを含む鍵盤楽器の基礎練習は、次のメリットを実感しやすいです!
- 譜読みが早くなる!
- 演奏における音のミスが減る!
ビブラフォンなどでも応用可能な基礎練習です!是非実践してみてください!
これまで紹介してきた基礎練習の記事では、より詳しく紹介しています!




参考にしている教則本はこちら!
練習準備
まずは、鍵盤楽器の基礎練習を行うための準備をしましょう!
正しい情報を知り、良い環境で練習が出来るようになると、上達のスピードが速くなります!
※この内容は、過去の投稿の復習です。
練習準備・・・マレットはソフトがおすすめ!
基礎練習で必要なものは、以下の通りです!
- 楽器・・・・・・学校や練習場にあるもの
- マレット・・・・ソフトマレット(柔らかいもの)1組
- メトロノーム・・振り子でも電子でも可
ポイントは、マレット選びです!
ソフトマレットを使用する理由は、鍵盤楽器の音板の鳴らし方を習得出来るからです!
ハードマレット(硬いマレット)は簡単に強い音が出せてしまうので、基礎練習には向いていません。
ソフトマレットで、正しい演奏方法を習得していきましょう。
姿勢、構え方

演奏する姿勢はとても大切です!
正しい姿勢で楽器を演奏することが当たり前になるように、基礎練習に取り組むときにも意識しましょう!
意識するポイントは次の通りです!
- 肩の力を抜いて脇を少し開き、手の甲を上に向けて構える!
- 叩く音板の位置が、体の中心に来るような場所で演奏する!
- マレットは基本的に左手が音板の上の部分になるように構える!
ひとつずつ、自分の演奏している姿を確認してみましょう!
叩く位置
特にマリンバやビブラフォンなど、共鳴管が付いている楽器は、叩く場所にもこだわりましょう!
常に正しい位置で演奏できると、楽器の音色が一気に良くなります!
以下の画像で叩く位置を確認してみてください!

意外と、共鳴管の真上を叩いている人が多いように感じます!
共鳴管に音が伝わりにくくなってしまうので、共鳴管の端の部分の上を狙って叩けるように意識して練習してみてくださいね!
また、演奏箇所によっては、音板の端を叩かなければならない場面も出てきます。
その際には、音板を支えている紐の上は叩かないように注意しましょう!
スケール練習
楽譜例と練習方法
実際に楽譜を見ながらポイントを確認してみましょう!
この練習方法では、2オクターブのスケールを演奏します!
スケール練習で意識することは、以下の3点です!
- 常に叩く音板の正面で演奏する!(移動しながら叩く)
- 速さよりも正確さを重視する!(叩く場所も含めて意識する)
- 出来るだけ定期的に練習する!(叩く位置や感覚を身体で覚える)

まずは、扱いやすい内側の2本で練習を行いましょう。
その状態に慣れてきたら、内側と外側など、様々な組み合わせで音階が演奏できるように練習しましょう!
4本マレットでスケール練習を行うと、2本で行うときよりもマレットが扱いにくくなります。
4本のマレットを持ちながら、2本のマレットのみを使用する状況は頻繁に登場します。
少しずつ4本マレットになる意味でも、定期的に練習することをおススメします!
楽器や調を変えて応用してみよう!
マリンバである程度練習したら、シロフォンやビブラフォンなど、楽器を変えて同じ練習をしてみましょう!
特に、楽器が小さくなるほど、叩く音板の幅も狭くなります!
マリンバで練習する時以上に集中力を使うことになるでしょう!
楽器と仲良くなるイメージを持ちながら練習に取り組んでみてください!
また、調性を変えて練習することもオススメです!
特に、鍵盤楽器を上手になりたいと考えている人は、色んな調でスケール練習をしてみましょう!
目安として、以下の取り組み方を参考にしてみてください!
- 初級編・・・先ほどの楽譜をゆっくり正確に演奏する。
- 中級編・・・部活動で練習している曲の調を調べて、その調のスケール練習も一緒に行う。
- 上級編・・・吹奏楽でよく使用される調(ハ長調、ヘ長調、変ロ長調、変ホ長調、変イ長 調)のスケール練習を行う。
- 超級編・・・すべての調のスケール練習を行う。
上級編まで取り組めると、譜読みのしやすさが格段に変わってきます!
スティックでの練習同様、習慣化を目指しましょう!
その他の基礎練習
スケール練習以外の基礎練習を3つ紹介します!
- アルペジオ練習(分散和音練習)
- 和音練習
- 独立練習
どの基礎練習も効果抜群なので、是非取り組んでみてください!
意識するポイントは、スケール練習とほぼ同じです!
ゆっくりのテンポで確実に演奏できるように取り組んでみましょう!
アルペジオ練習
アルペジオ練習で意識するポイントは以下の通りです!
- 1拍ごとに叩く音板の正面あたりで演奏する!(移動しながら叩く)
- 速さよりも正確さを重視する!(叩く場所も含めて意識する)
- 出来るだけ定期的に練習する!(叩く位置や感覚を身体で覚える)
スケール練習とほぼ同じですが、演奏する位置が変わります!
音板の正面で演奏する→1拍で叩く分散和音の中心位置で演奏する
アルペジオ練習では、スケール練習のように各音で音板の正面に立つように意識して演奏することは難しいです。
今回のアルペジオ練習のように、音が分散している場合は、どこで演奏すると1番叩きやすいかを考えながら練習してみましょう!
アルペジオ練習を継続することで、ある程度音の距離があっても正確な音を演奏することができるようになります!
楽譜通りの練習が出来るようになったら、スケール練習同様、他の楽器や調でも練習を進めてみましょう!
和音練習
和音練習では、以下の点をポイントにしましょう!
- それぞれのマレットを同じ強さで演奏する!(全ての音が均一に聞こえるようになる)
- 次に演奏する音を意識しながら演奏する!(マレット移動の時短効果)
- 出来るだけ定期的に練習する!(叩く位置や感覚を身体で覚える)
特に、同じ強さで演奏する意識は、常に持った状態で練習に取り組みましょう!
白鍵と黒鍵を同時に演奏する組み合わせは、均等な力で演奏することが難しく感じると思います!
演奏中の姿勢やマレットの構え方、角度、演奏位置を工夫して、可能な限り4つの音から同じ音色を引き出せるように練習しましょう!
先ほど紹介した分散和音練習と一緒に取り組むと、譜読みがしやすいです!
独立練習
独立練習では、次の点に注意しましょう!
- 4本それぞれのマレットが同じ力で演奏できているか
- 手首や指を無理なく使えているか
- 腕や肩に余計な力が入っていないか
- 演奏するテンポが安定しているか
独立練習は、その名の通り4本マレットをそれぞれ独立した演奏ができるようにするための練習です!
主に手首を使用してマレットを回転させて演奏します。
ダブルストロークのように1回の腕の振りの中で、手首を回転しながらそれぞれ異なるマレットで2音演奏するという仕組みです。
この演奏方法ができるようになると、音階練習、分散和音練習が演奏しやすい状態になります!
すぐにできるようになるわけではないので、地道にゆっくり継続して練習してみてください!
まとめ
今回の記事では、以下の内容を紹介しました!
- 鍵盤楽器の基礎練習の練習準備
- 姿勢や構え方、叩く場所
- それぞれの基礎練習の楽譜、練習のポイント
これからの練習の参考になれば嬉しいです!
基礎練習と並行しながら、様々な曲の練習をするのもオススメです!
以下のサイトで販売しているので、ご活用ください!
参考にしている教則本はこちら!