「あと何拍?」を解決!打楽器のための長休符カウント術

楽典

こんにちは!

今回は、演奏中に「あれ、今何小節目だっけ…?」と焦ってしまうことのある「長休符」について、その正しい数え方と、安心して出番を迎えられるための秘訣を紹介します!

特に打楽器は、他のパートがお休みなく演奏している中で、ポツンと長い休みがあったりして、自分の出番を正確に把握するのが難しいと感じることもあります。

出番を間違えるとすごく目立つので、休みを数えることに苦手意識がある人もいるかもしれません。

この記事では、次の内容を知ることができます!

  • 長休符と拍子記号の基本的な関係性
  • 色々な拍子での具体的な長休符の数え方
  • 長休符を確実に数えるための大切なポイント

この記事を読んで、長休符の不安を解消し、自信を持って演奏できるようになりましょう!

長休符の基本:拍子記号との密接な関係を知ろう!

長休符を正しく数えるためには、まず音楽の基本的なルールである「拍子記号」をしっかり理解しておくことが大切です!

長休符を理解するための基礎知識を、順番に見ていきましょう。

  • 拍子記号のおさらい:長休符を数えるための大前提!
  • 長休符に書かれた数字の意味は?~「〇小節休み」の読み解き方~
  • なぜ拍子記号が重要?~1小節の「長さ」が変われば、休む「時間」も変わる!~

順番に紹介します!

拍子記号のおさらい:長休符を数えるための大前提!

楽譜の最初に必ず書かれている拍子記号を理解しているかが、長休符を数える上での大前提です!

拍子記号を見るときは、次のポイントをしっかり確認しましょう!

  • 「1小節の中に何拍分の音符が入るのか」
  • 「どの音符を1拍として数えるのか」

これらを最初にしっかり理解しておくことが、長休符を正確に数えるためのスタートラインです!

長休符に書かれた数字の意味は?~「〇小節休み」の読み解き方~

楽譜で、何小節にもわたる長い休符は、太い横線の上に数字が書かれた記号で表されることが多いです。

なぜ拍子記号が重要?~1小節の「長さ」が変われば、休む「時間」も変わる!~

では、なぜ長休符を数える時に拍子記号がそんなに重要なのでしょうか?

それは、長休符に書かれた「休む小節数」が同じでも、曲の拍子記号によって、実際に休む「時間的な長さ」が変わってくるからです。

具体的な例で考えてみましょう!

同じ「4小節休み」という指示でも、拍子記号が違うだけで、実際に休む拍の数が変わってくるのが分かります。

4/4拍子の16拍と3/4拍子の12拍では、実際の時間もかなり違ってきます。

実践!長休符の数え方~様々な拍子に挑戦しよう~

長休符の基本が分かったところで、いよいよ実践です!

ここでは、様々な拍子での具体的な長休符の数え方を見ていきましょう。

  • 【基本編】単純拍子(4/4、3/4、2/4拍子など)での数え方
  • 【応用編】複合拍子(6/8拍子など)での数え方
  • 【発展編】途中で拍子が変わる場合の数え方

順番に紹介します!

【基本編】単純拍子(4/4、3/4、2/4拍子など)での数え方

まずは、吹奏楽でよく出てくる単純拍子での長休符の数え方です。

基本は、1小節ごとの拍をしっかり数えながら、何小節目かを意識することが大切です!

単純拍子の場合は、1小節の拍の数を間違えないように、そして何小節目を数えているのかを常に意識することが大切です!

【応用編】複合拍子(6/8拍子など)での数え方

次に、少し数え方にコツがいる複合拍子、特に6/8拍子での長休符の数え方を見てみましょう。

6/8拍子は、楽譜上は8分音符が1小節に6つ入る拍子ですが、実際には大きく2拍(付点4分音符が2つ)として感じることが多い拍子です。

どちらの数え方が自分に合っているか、また曲のテンポや雰囲気によっても使いやすさが変わってくるので、両方試してみて、しっくりくる方を見つけるのが良いと思います!

大切なのは、自分が混乱せずに正確にカウントできる方法を選ぶことです。

【発展編】途中で拍子が変わる場合の数え方

曲によっては、長休符の途中で拍子が変わることもあります。

・例:4/4拍子で4小節休み → その後3/4拍子に変わり2小節休み の場合
このような場合、最も重要なのは「拍子が変わる箇所を楽譜上でしっかり確認する」ことです。

拍子記号が新しく書かれている場所を見逃さないように、練習の段階で大きな矢印を書いたり、色ペンで囲んだりして、目立つように印をつけておきましょう。

そして、数え方ですが、拍子が変わった瞬間から、新しい拍子のルールでカウントを再開するので、頭の中で数え方を切り替える必要があります。

途中で拍子が変わる曲は、特に集中力が必要です。

楽譜への書き込みを積極的に活用して、間違いを防ぎましょう。

これで安心!長休符を確実に数えるための重要ポイント

ここまで様々な拍子での数え方を見てきましたが、さらに長休符を確実に乗り切るための大切なポイントがいくつかあります。

5つの重要なポイントを、一つずつ確認していきましょう。

  • ポイント①:曲全体を「聴く」!~自分の出番だけじゃなく、音楽の流れを感じよう~
  • ポイント②:他の楽器の演奏場所を「メモ」する!~頼れるガイドを見つけよう~
  • ポイント③:「小節番号」を意識する!~楽譜の情報を最大限に活用~
  • ポイント④:練習の時から「声に出して」数える習慣を!
  • ポイント⑤:不安な時は「仲間」と確認!~チームワークで乗り越えよう~

順番に紹介します!

ポイント①:曲全体を「聴く」!~自分の出番だけじゃなく、音楽の流れを感じよう~

長休符の間、ただぼんやりと数字を数えているだけでは、集中力が途切れてしまったり、音楽全体の流れから取り残されてしまったりすることがあります。

大切なのは、休んでいる間も「耳は休ませない」ことです!

他のパートがどのようなメロディーやリズムを演奏しているのかを注意深く聴きましょう。

曲の構成(例えば、Aメロ、Bメロ、サビといった大きな流れ)や、フレーズの区切り、音楽全体の盛り上がりや静まる部分などを感じ取ることで、自分の出番が近づいている「空気感」のようなものを掴めるようになります。

これが、数え間違いを防ぐ大きな助けになるのです。

ポイント②:他の楽器の演奏場所を「メモ」する!~頼れるガイドを見つけよう~

自分の出番の数小節前や、長い休みの途中で、特定の楽器が印象的なメロディーやリズムを演奏する場合がありますよね?

そのような箇所を、楽譜に「ガイド」として書き込んでおくのは非常に有効な方法です!

自分にとって分かりやすい目印を見つけてメモしておきましょう。

具体的な書き込み例

この「ガイド」を意識することで、万が一、拍や小節を数え間違えてしまったとしても、「あ、あの音が聴こえたから、そろそろだ!」とリカバリーしやすくなるという大きなメリットがあります。

ただし、ガイドだけに頼りすぎるのは危険です。

あくまで補助的な手段として活用し、基本は自分でしっかりと拍と小節を数えることが大切です!

実際に数えながら、ガイドを活用するように、両方を組み合わせることで、より確実性が増します。

ポイント③:「小節番号」を意識する!~楽譜の情報を最大限に活用~

多くの楽譜には、5小節ごとや10小節ごと、あるいは練習番号(A, B, C…など)と共に小節番号が振られています。これを積極的に活用しない手はありません!

長休符が始まる小節の番号と、次に出番が来る小節の番号を、練習の段階で楽譜に大きく丸で囲んだり、印をつけたりしておくだけでも、自分が今どのあたりにいるのか、あとどれくらいで休みが終わるのか、という目標地点が明確になり、格段に数えやすくなります!

ポイント④:練習の時から「声に出して」数える習慣を!

個人練習や、パート練習、場合によっては合奏などの時から、実際に「イチ、ニ、サン、シ(1小節目)、ニ、ニ、サン、シ(2小節目)…」と、声に出して拍や小節を数える練習をすることをおすすめします!

なぜなら、声に出すことで、リズムと時間の感覚が体に染み込みやすくなり、単に頭の中で数字を追うよりも記憶に残りやすくなるからです。

ポイント⑤:不安な時は「仲間」と確認!~チームワークで乗り越えよう~

もし、どうしても長休符の数え方に不安がある場合は、遠慮せずに同じパートの仲間や、近くで演奏している他のパートの人(特に、自分と同じようなタイミングで音を出す人や、自分の直前に重要なフレーズを演奏する人など)と、出番のタイミングなどを事前に確認し合うことが非常に大切です。

特に打楽器パートは、一人で複数の楽器を担当したり、他のパートとは異なる特殊なリズムを演奏したりすることも多く、孤独を感じやすい場面もあるかもしれません。

だからこそ、お互いにサポートし合い、情報を共有するチームワークが非常に重要です!

まとめ

いかがでしたか!

今回の記事では、次の内容を紹介しました!

  • 長休符を数える大前提として、拍子記号を正しく理解することの重要性。
  • 4/4拍子や3/4拍子などの単純拍子、6/8拍子などの複合拍子、そ途中で拍子が変わる場合の具体的な長休符の数え方。
  • 長休符を確実に数えるための5つの重要なポイント(曲を聴く、ガイドをメモする、小節番号を意識する、声に出して数える、仲間と確認する)。


長休符は、打楽器奏者にとって避けては通れない道ですが、正しい数え方といくつかのコツを身につければ、もう怖くありません!

今日紹介したことを参考に、自信を持って練習に取り組み、最高のタイミングでバシッと音を響かせてください!

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