トライアングルはシンプルな楽器に見えて、実は叩く場所・角度・強さで音色が大きく変わる繊細な楽器です。
この記事では、プロが実際の指導で使っている奏法のポイントと練習方法を解説します。
記事を読んだら、明日の練習から試してみてください。
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トライアングルの扱い方・構え方
正しい扱い方と構え方を最初に身につけることで、演奏中の余計なトラブルを防げます!
トライアングルの扱い方
演奏で使用する場合は、パーカッションテーブルやマレットスタンドに置きます。
机など硬い場所では置くときに音がしてしまうので、タオルなどを敷きましょう!
片付け時は付属のソフトケースなどに、その都度ケースにしまうようにしましょう!
トライアングルの構え方
トライアングルの構え方に厳格なルールは存在しません!
画像を参考に構えてみてください!

右手で演奏する場合、トライアングルの隙間が左側に来るように構えると演奏しやすいです!
楽器の高さは、叩く位置が見える程度に、目線近くまで持ち上げましょう!
トライアングルの基本的な演奏方法
まず単音、次にロールの順で身につけると上達が早いです!
トライアングルの単音の演奏方法
図のように、トライアングルには演奏するといい音が出る箇所があります!
この位置を狙って演奏してください!

いい音が出る箇所は、楽器のメーカーや大きさによって微妙に異なります。
右側の角から少しずつ左側にずらして叩いていくと、音色の変化が感じられるので、どこが良い音か実験してみましょう!
また、狙う位置に対して、真横から演奏する場合と、上から演奏する場合でも音色が変わります!
トライアングルのロールの演奏方法
単音で演奏する箇所と、右角と対象の位置にある部分を演奏します!
ビーターの動きと、ロールで演奏していない辺が、平行になっているかを確認しましょう!
単音同様、真横から演奏する場合と、斜めに演奏する場合では音色が変化します!

トライアングルの奏法での3つのポイント
トライアングルで良い音を出すには、次の3つのポイントを押さえてください!
- 同じ場所を同じ強さで演奏する!
- 演奏後に楽器を揺らすとビブラートが出来る!
- トライアングルを手で持つことが難しい場合の工夫
トライアングルの同じ場所を同じ強さで演奏する
トライアングル本体は、楽器本体を叩いて演奏します!
どの部分を叩いても同じような音が出るように聴こえるかもしれませんが、他の打楽器と同じように、トライアングルにも叩くと良いとされている場所があります!
野球のバットには芯という部分があり、この部分でボールを当てると、通常より打者の力が伝わりやすくなるため、より遠くへボールを飛ばすことが出来ます!
トライアングルを演奏する部分も、同じ理屈です!
この部分を演奏すると、楽器の響き(倍音)を多く含んだ豊かな音が演奏出来ます!
基本的にはこの部分を狙って叩けるように練習しましょう!
さらに、トライアングルの音色は調整することが難しく、これらで音色が大きく変化してしまいます!
- 叩く角度
- 叩く場所
- 叩く強さ
- 楽器の位置
- ビーターの太さ
演奏者は全く同じ演奏のように演奏しているつもりでも、お客さんには全く違って聴こえることもあります!
叩く場所や強さ、ビーターの角度やスピードなど、出来る限り同じ条件で演奏する意識をもって練習しましょう!
全く同じ音色を演奏し続けることは難しいですが、狙った強さの音を均等に演奏できるよう、1打1打の演奏の精度を高めましょう!
演奏後に楽器を揺らすとビブラートが出来る!
音楽の表現方法の1つにビブラートがあります!
ビブラートとは、息や空気の流れにうねりをつけることによって音色を変化させる方法です。
基本的に打楽器は、演奏後の音色を変化させることは出来ませんが、トライアングルは、打楽器の中でも数少ないビブラートを表現出来る楽器です!
演奏後にトライアングルを揺らすことによって周りの空気が揺れるので、ビブラートの表現が可能です!
クラシックの曲においては、トライアングルが目立つ場面が良く出てきます。
トライアングルがビブラートをかけることによって、合奏全体の音色がより美しい響きになります。
楽器を手前と奥に揺らすビブラートが一般的ですが 揺らし方の変化だけでも音色の雰囲気が変化します!
揺らす練習をして、ビブラートにも取り組んでみてください!
トライアングルを手で持つことが難しい場合の工夫
吹奏楽やオーケストラにおいて、トライアングルの演奏は、一般的に手に持って演奏します!
しかし、演奏中の条件によっては、手に持って楽器を構える時間がない場面もよくあります!
- 演奏直前に別の楽器を演奏していて、持ち替えが間に合わない
- 演奏直後に他の奏者がトライアングルを演奏しなければならない
トライアングルが複数あれば解決しますが、楽器の大きさやビーターが変わってしまって、同じ音色を演奏することが出来ません。
また、学校や団体には、トライアングルを複数用意することが難しいところもあります。
そのような時には、トライアングルを吊るして演奏しましょう!
クリップのように何かに挟むことが出来るトライアングルであれば、譜面台やシンバルスタンドに取り付けることが可能です!
接続部分をクリップやマスキングテープで止めるなどをして、トライアングルがずれないような処置をしましょう!


複数の奏者で共有をする場合には、どこにセッティングをするかどの程度の高さにしておくかなどトライアングルを演奏する人全員で決めておきましょう!
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トライアングルの練習方法3選
奏法のポイントを理解したら、以下の順番で練習に取り組んでみてください!
- 同じ音を出す練習をする
- リズムを変えて練習する
- ロールに挑戦してみる
同じ音を演奏する練習をする!
基礎練習はとにかく同じ音を出す練習をしましょう!
この精度が上がると、指揮者の強弱指示に即座に応えられるようになり、合奏での信頼感が高まります。
楽器を叩くだけで音は出すことは出来ますが、狙った音を出すことは非常に難しいです!
先ほど紹介した、音色が変化する要因について、丁寧に確認しましょう!
- 叩く角度
- 叩く場所
- 叩く強さ
- 楽器の位置
- ビーターの太さ
リズムを変えて練習する!
トライアングルでリズムを演奏する場合、休符で音を止めるか止めないかの判断が難しいです。
曲によって変わってしまうのですが、一般的には止めずに響かせながら演奏することが多いです。
次のような状況では音を止めましょう!
- 合奏している全員が休符の状態
- リズムが細かく、楽器が響いているとリズムが聞き取りにくい状況
音を止めるときは、トライアングルに触れて音を止めますが、止め方に決まりはありません。
音を止めるタイミングを自分でコントロールできるようになると、合奏全体のアンサンブルが引き締まります。
ロールに挑戦する!
トライアングルのロールは次のように演奏します。
- 三角形の頂点から底辺に対して平行な線を結ぶ
- 1で結んだ線上でビーターを動かす

頂点から同じ距離にある点同士を演奏することで、ある程度音色を揃えることが出来ます!
フォルテシモなど、非常に大きな音で演奏する場合は、三角形の中で円を描くようにビーターを動かすこともあります!
ロールが安定すると、クライマックスに向けてクレッシェンドする場面など、音楽的な表現の幅が大きく広がります。
まとめ
トライアングルの上達には、同じ場所を同じ強さで叩く精度を高めることが土台になります。
まずは1打1打を丁寧に意識しながら練習してみてください!
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