打楽器の基礎練習⑦ 6連符を上手に演奏しよう!

基礎練習

こんにちは!

今回は、6連符を取り扱った基礎練習について紹介します!

この記事では、

  • 6連符練習の取り組み方
  • 6連符練習の効果
  • 6連符練習のポイント

これらについて知ることが出来ます!

日々の練習に生かしてみてください!

6連符練習の取り組み方

今回紹介する基礎練習は、以下のような楽譜です!

こちらを参考に6連符練習をしてみてください!

練習を行う手順は以下の通りです!

手順は以下の通りです!

  1. 演奏しやすいテンポでリズムの感覚を身につける。
  2. 全ての音が均一な演奏ができるように練習する。
  3. 2を意識しながら、テンポや手順を変えて練習する。

オーケストラや吹奏楽の演奏では、6連符を演奏する機会はそこまで多くありません。

6連符の基礎練習を取り組むことによるメリットと練習方法を正しく確認して、効率的に練習しましょう!

 それぞれの基本的なストローク(ダウンストローク、アップストロークなど)については、過去記事で紹介しています!

こちらの記事を合わせて確認してみてください!

6連符練習による2つの効果

6連符の練習をすることで得られるメリットは次の通りです。

  • 指を使って早く演奏する技術を習得することができる!
  • 8分音符と3連符の叩き分けが正確になる!

 順番に紹介します!

指を使って早く演奏する技術を習得することができる!

6連符の基礎練習に取り組むことで、速いテンポで演奏しやすくなります!

最大2拍の短い間だけ、その他の基礎練習より細かいリズムを演奏します。

このようなリズムを演奏する場合、手首や腕を使用して演奏することは難しいです。

ある程度の速さまでは演奏ができても、速いテンポで同じように演奏することが難しくなります。

早いテンポでは、スティックの跳ね返りを活かしやすいので、指を使用した演奏方法を練習しやすいです。

さらに、継続して細かいリズムを演奏するわけではないので、勢いで演奏してみると指を使用した演奏方法が自然にできる場合があります。

細かいリズムでは、指の力を利用して演奏する技術が非常に重要です。

また、ティンパニや鍵盤打楽器のトレモロは1つ打ちを素早く行うことで演奏するため、指の力を使った演奏法が役に立ちます。

この演奏技術を訓練することで、ティンパニや鍵盤打楽器のロールも綺麗に演奏できます。

手首や腕を使用せず、指の力を使って演奏できるように取り組んでみましょう。

8分音符と3連符の叩き分けが正確になる!

6連符は、1拍に6つの音を均等に並べます。

6連符が叩けるようになると、8分音符や3連符が叩けるようになるという文章に疑問を抱きましたか?

一体何が関係しているのでしょうか?

6という数字は、2×3で表現することができます。

つまり、6連符で演奏する6つの音を2つで分けたり、3つで分けたりすることが可能です。

6つの音を2つずつに分けたら、3つのグループが誕生します。

1つのグループにつき、最初の音だけを演奏すると、3連符になります。

6つの音を3つずつに分けたら、2つのグループが誕生します。

1つのグループにつき、最初の音だけを演奏すると、8分音符になります。

このように6連符は、8分音符、3連符それぞれのタイミングを全て演奏しています。

6連符を演奏しながら、8分音符や3連符を演奏すると、どちらの演奏も必ず6連符と重なるはずです。

この考え方が理解できると、8分音符と3連符をより正確に演奏出来るようになります。

6連符練習における2つのポイント

6連符練習をする時に意識するポイントは、次の2点です!

  1. 指を使って演奏することを意識して、脱力を心がける!
  2. メトロノームを有効的に使う!

順番に紹介します!

指を使って演奏することを意識して、脱力を心がける!

先ほども紹介したように、6連符の基礎練習は細かいリズムを演奏します。

テンポを早く設定して練習する場合、手首や腕だけで演奏することは難しいです。

まずは、自分が演奏しやすいテンポを探して、指を使う感覚を身につけましょう!

演奏しやすいテンポ設定は、指の使い方を練習する上で非常に重要です。

速すぎたら演奏ができませんし、遅すぎたら演奏で指が使いにくく感じます。

テンポ80~100を目安に6連符を練習してみてください。

これまでの練習量や経験によって、テンポに差が出てくると思います。

他人と比較するのではなく、自分が演奏しやすいテンポを見つける意識を忘れないようにしましょう。

また、指を使用して演奏するには、脱力も大切です。

肩や腕、手首に力が入っていると、指を使いにくく感じると思います。

自然な演奏姿勢を意識して、演奏と関係のない余計な場所に力が入っていないか確認しながら練習してみましょう。

メトロノームを有効的に使う!

6連符の基礎練習では、メトロノームの使い方でより効率的に練習をすることができます。

特に練習を開始した段階では、メトロノームを8分音符単位で鳴らして練習すると良いでしょう。

通常の基礎練習を80のテンポで練習している場合には160に設定し、100のテンポで練習している場合には200に設定します。

普段の練習の2倍の数値に設定すると、メトロノームを8分音符で鳴らすことができます。

このテンポ設定の目的は、より正確に6連符を演奏することにあります。

通常のテンポで練習すると、メトロノーム1回に対して6発演奏することになります。

ゆっくりなテンポだと、なかなか感覚を掴むことができません。

しかし、8分音符を想定したメトロノームで練習を行う場合、メトロノーム1回に対して3発演奏することになります。

こうすることで、3連符を演奏するときと同じ感覚で練習することができます。

また、メトロノームと演奏が揃うタイミングも増えるので、より正確な演奏ができるようになります。

メトロノームを有効的に使用して、6連符を正確に演奏できるようにしましょう。

練習に慣れてきたら、メトロノームを通常の使用方法に戻して練習してみてください。

頭の中で、8分音符をイメージしながら演奏すると、先ほどと同じような演奏ができるようになります。

まとめ

この記事では、6連符の練習について紹介しました!

日頃の練習に是非生かしてください!

基礎練習と並行しながら、様々な曲の練習をするのもオススメです!

以下のサイトで販売しているので、ご活用ください!

過去の記事もご活用ください!

参考にしている教則本はこちら!

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